今回は倉庫の改修を依頼されました。
かなり昔の建物で、倉庫として利用したいとの事で改修させていただきました。
屋根の瓦は葺き替えはされていたのですが、内外装がボロボロになってしまっていたので、外装は焼き板張り、内装はベニヤ張りを施してキレイにしました。
本当は外装の一部分のしっくいを残したいとの事でしたが、長い年月の風化と土壁の下地の傷みがひどかった為に、しっくいがすでに剥離した状態で簡単に直りませんでした。
ただの物置小屋に金額をかけるのはもったいないと言う事だったので、直そうものなら直せたのですが、予算の関係上焼き板を張るという事になりました。
外装完成後は新しくなり、漏水の心配も無くなったので「やっぱり全部焼き板を張ってもらって良かった」と喜んでいただけました。
しっくいは傷みがひどくなると、修繕が難しくなるので、早めに直されるほうが良いと思います。
「蔵」などはしっくいが剥離すると直しようが無くなる場合がありますので気を付けて下さい。
内装は、地面が畑土のようなもので、湿気も帯びやすく、倉庫として使うにも困難なので、コンクリート打ちで施工しました。
掃除もしやすく、外の地面よりも高くしたので湿気る心配もありません。
古くなってボロボロと崩れかかった土の壁は、下地をしてベニヤ板(5.5mm)を施工してキレイにしました。
ちょっと厚手のベニヤ板を施工した事でどこでもネジ釘が打てるので、少しくらいの棚や物をぶら下げる事が可能です。