こだわりの技

 

栓打軸組み工法とは

栓打軸組み工法とは
 
五分角込栓・シャチ栓・ヤトイホゾ
栓打軸組み工法とは・・・

1300年の歴史ある伝統工法で、木材の特性を生かして、「栓」で組上げる工法です。
木材と金物は本来あまり相性は良くありません。
金物は結露によって木を腐らせます。
しかし「栓」は同じ木でできています。構造材と同じように呼吸をしているので腐りません。
栓打軸組み工法は、金物は無くても耐震性は十分にあります。
(中間検査のため最低限の金物は使用します。)
 
五分角込栓・シャチ栓・ヤトイホゾ
神社仏閣は全て栓打軸組み工法で建てられてあります。
丈夫さは1300年という歴史が証明しています。
しかし、プレカットでは出来ない工法なので、全て手刻みでしかできません。
工期は少しかかりますが、家の丈夫さは自信を持っています。
骨組みが丈夫でなければ、本当に耐震性があるとは言えないと考えています。
 

背割りクサビ

背割りクサビ
 
背割りクサビ
柱の背割りに打ち込みます。
これは、柱が狂わないようにする為の物です。
近年、これを打たずに柱を使用している例が多いです。
日本は四季があり、木は呼吸をして収縮を繰り返すので、柱が狂わないようにする為には重要な栓です。
 

五分角、五分×八分角(込み栓)

五分角、五分×八分角(込み栓)
 
五分角込栓
主に、柱を土台や胴差、桁、梁と繋ぐために使用します。
込み栓を打つことによって、柱の頭や足元がしっかりと固定され、抜けることはありません。
他の部分にも使用することがあり、家を丈夫にする要になります。
 

ハナ栓

ハナ栓
 
ハナ栓
主に、横架材(窓鴨居や窓敷居、胴差など)を柱に固定するために使用します。打ち込むほどに柱に引き寄せられるようになっています。
 

シャチ栓

シャチ栓
 
シャチ栓
ハナ栓と使用個所はほとんど同じです。ハナ栓が使用できない場合に使用することがほとんどですが、自社では「ヤトイホゾ」と併用することによって、家の耐震性を高めるためにも使用しています。
 

割継ぎ栓

割継ぎ栓
 
割継ぎ栓
母屋、棟桁、桁、梁など長さのある横架材の継ぎ手を割継ぎにする時に使用します。込み栓と併用することがほとんどです。
 

破風シノ

破風シノ
 
破風シノ
破風が目違いを起こさないために使用します。
 

貫き栓

貫き栓
 
貫き栓
柱を「貫き」によって固定する時に使用します。
貫きを入れることにより家の耐震性はかなり高まります。
 

うわがい栓

うわがい栓
 
うわがい栓
窓鴨居・敷居の上下に打ち込みます。
   
これらの栓が主要です。
全て骨組み材を抜けなくしたり、引き寄せたり、固定したりしています。
ほとんどが樫の木で作っています。これは樫には粘りがあり、折れにくく、しなりがあるため、栓には最適だからです。
 

栓打軸組工法のメリット

栓打軸組工法のメリット
 
栓打軸組工法のメリット
地震にもビクともしない丈夫な家が出来上がります。現代の工法は「金物工法」とも呼ばれ、地震の揺れに対して木と木を金物で緊結して家が倒壊しないようにしています。
 
しかし、日本の気候は高温多湿。しかも梅雨など雨も多く、金物はどうしても湿気や水気によって錆びてしまい、長い年月では結局地震に弱い家になってしまいます。
しかし「栓打軸組工法」は日本古来の木の特性を見つめ、木と木を巧みに組み上げる事で地震や災害に強い家づくりを行っています。
 

太い木材、適材適所

太い木材、適材適所
 
太い木材、適材適所
「栓打軸組工法」に自然の恵みである「木の持ち味」をプラス。地元で永年に渡って用いられてきた木を、それぞれ特長に合わせて使いこなし、長持ちする家を作りあげます。
 
柱には檜
  香りや色のよさはもちろん、白蟻や木材腐朽筋に対する耐久性に優れています。
 
梁には松
  一般的に形が良くなかったり、変色することから、語ちらかと言えば、表面に出ない構造材、特に梁などに用いられてきました。現在は松食虫などの被害から北米産のベイマツが代替しています。
 
土台には檜
  上記の良さはもちろん、檜は極めて保存性が高く、また水湿に耐える特性に優れ、土台用には最適なのです。
 
 木と木は伝統の技「仕口」で頑丈に緊結。
樫の木を栓に用い、木と木を締め上げる「栓打軸組工法」の木造住宅は、増改築やリフォームも容易くできる工法です。ご家族の成長やライフスタイルの変化に合わせ、思い通りに居住空間が変更でき、何十年と住み続けられることで、結局お得な家づくりになっています。
 

伝承と革新

伝承と革新
 
伝承と革新
伝統的な和風の住まいも、軽快でシンプルな洋風住宅も、工法は千年の伝承技法「栓打軸組工法」を用いています。
 
【伝承が私の役目】  川村 正男
 創業1400年の世界一長い経歴を持つ建設会社である「金剛組」の社長さんも言われていますが、昔より今も引き続いて用いられている工法は「すでに確立されたもので、目新しいものはなにもない」の通り。
私どもの「栓打軸組工法」は長い歴史の中で確立され、その確かさを今に伝承しているのです。
もちろん「これが本当の工法で、それ以外は邪道」と言って頑固に昔ながらの工法だけにこだわっている事はありません。建築基準法の改正や品確法、そしてシックハウス対策など、21世紀の住宅にふさわしい要素とライフスタイル面での革新性も積極的に取り入れた家づくりでご信頼をいただいております。
 
【革新が息子たちの役割】
 施工事例写真をご覧の通り、昔ながらの家づくりも、洋風住宅も、いずれも得意としています。特に若い世代のお客様には、後継者でもある若い世代の息子たちが応対させていただいています。
やはり同世代が共有する価値観やセンスなどは家づくりでも大切なバッググラウンドとなり、各種の設備機器や仕上げのための仕様などについては、息子たちに任せて建主さんにご好評を頂戴しています。
 

▼お気軽にお問い合わせください

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滋賀県長浜市の注文住宅、リフォームのことなら川村建築へお任せください。
〒526-0844
滋賀県長浜市南田附町288-1
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●事業内容
 建築業
 (注文住宅,新築,増改築,改装) 
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●許可・登録
 滋賀県知事許可:一般第61282号
 住宅あんしん保証登録店
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